あなたは、どんな役を演じていますか?

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自分は何もの?本当の自分とは?素の自分とは?

8月のこの頃になると不出来でも嫁としての自分が登場します。
お盆のお勤め、年に数回お寺さんに出向くときも嫁の顔なわけです。
9年経ってもまだこの役は演じ切れていません。

誰でもいろんな立場の自分を担っていて、意識無意識問わず、時と場所に応じてその役を演じているのではないでしょうか。

家族の中では父、母、兄、姉、弟、妹、娘、息子、、、
年取れば祖父(じいじ)や祖母(ばあば)という立場も出てきます。

仕事では社員という役が、時が経てば部下ができて上司という役が付き、課長部長などと変化していくのでしょう。
長年役を演じているとあたかもその役が自分そのものだと思い込んでしまいます。
退職した方が「何ができますか?」と聞かれて「部長ができます」と言ったというのも笑い飛ばせない部分もあります。

本当の自分って…。まわりの期待に応えたい一心で見失っていく素の自分。

先日同世代の男性と話していて彼が言ったことが印象に残っています。
「幼い頃、親から『お前は根気がない』と言われていて自分もそうだと思っていた。ただ大人になって友達や同僚と同時に始めたことが自分だけ続いていることが多いことに気づいて、あれ?自分は根気がないはずなのにおかしいな?」

親やまわりの大人が言ったことは、子どものセルフイメージを作り上げてしまうのかもしれません。

きっかけはなんでもいいのですが、一度立ち止まって自分はどんなセルフイメージをもっているのか、
それはなぜなのか、そのセルフイメージを抱いた原点の出来事は何か…?
などと自己分析してみると人生がもっともっと楽しくなるかもしれません。

いろんな役を演じる時期も大切なフェーズです。
ただ、役を降りて素の自分を楽しむのにたっぷり時間があるのが、人生100年時代の21世紀の私たちではないでしょうか。

幼いころのまだ何の役も付いていない純粋な欲求を思い出してみませんか?

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